
まつげ
@matsuge_t
2026年10月12日
韓国、男子
すんみ,
チェ・テソプ,
小山内園子,
趙慶喜
読み終わった
面白いけどとてもしんどかった。現代韓国における男性性・女性嫌悪についての本。
韓国ゲーム業界はリアルタイムでフェミニズム排斥が行われている(男性消費者によってフェミニズムを想起させる要素?を指摘されてネット炎上→演者やイラストレーターへのキャンセルが起きる)という実情は知らなかったのでヒエッとなった…。
その炎上内容だって言いがかりみたいなもので、公序良俗に反するような過激派フェミニストがゲーム制作に携わっていたという事実はなく、商品にフェミニズムを思わせる要素がある=男性差別的である、みたいな幼稚で飛躍した論理。萌え豚とフェミニストを両立させたいわたしとしてはひどく悲しい…。
ところで、ある日本在住の韓国人配信者の動画を見るのが好きで、彼の鉄板の持ちネタ(トークテーマ)の一つとして兵役時のエピソードがある。
不謹慎だが、彼がゲームプレイ中に兵役時代を思い出すことを「PTSD」と揶揄してコメントする視聴者もおり、それだけその話題は視聴者層に人気がある…のだが本書はまさにその軍隊での経験を指して「韓国男子が最も大きく、広く共有する一種の集団的トラウマ」(p.179)、「集団的な心的外傷後ストレス障害」(p.182)と表現しており、いや、それはそうだよな…と、おもしろエピソード程度に兵役の話題を消費していた自分を反省した。
自ら志願してとか、働きや危険に見合った報酬ありきならともかく、安い労働力/軍事資源として青年期の一部を差し出すことがほぼ確定してるのは、理不尽以外のなんでもない。
内容に関係ない感想としては、最近読んだ『書店員の怒りと悲しみと少しの愛』と装丁が同じ木下悠さん!でびっくりした。

