
K-U
@K-U
2026年10月13日
涙の箱
きむふな,
ハン・ガン
読み終わった
「この世で最も美しく、すべての人の心を濡らすという純粋な涙を探して」
大人のための童話。
タイトルの通り、涙の物語です。
85ページと短く、難しい漢字や表現も少ないため、読みやすい作品でした。挿し絵も綺麗で可愛らしく、特に表紙の絵が気に入っています。
本作に出てくる「影の涙」。
「目頭が熱く、目の前がにじんでくる時もあるけど、すぐに乾いてしまうんだ。寝てる最中に触れると頬が濡れていることもあるが…」
子どもの頃は、もっと純粋に泣いていたような気がします。
大人になるにつれて、涙をこらえたり、自分の気持ちをうまく表せなくなったりすることもありますが、この「影の涙」に、今の自分を重ねてしまいました。
心が落ち込んだときや、元気が出ないときに、また読みたくなる一冊です。
本棚にずっといてほしい。そんなふうに思える本でした。
作者のことば
「時おり、予想外の瞬間に、私たちを救うために訪れてくれる涙に感謝する」
この言葉も、心に残りました。




