白沼
@shironuma
2025年4月12日

オーデュボンの祈り
伊坂幸太郎
読み終わった
強盗に失敗し警察から逃げた伊藤が、気がつくと荻島という奇妙奇天烈な島で目覚め、その島で起こることに巻き込まれていく話。喋るカカシ、銃で人を撃つことが正当化されている男、嘘しか言わない画家など現実離れした登場人物が出てくる。
始まりの一文から引き込まれ、軽快な読み味でサクサク読み進められる。
散らばった問題が一つに収束して解決していく様が面白く、とくに「オーデュボンの祈り」という題名の意味に気がついた時が一番ぐっときた。

