吉岡あしゅりん "呪文よ世界を覆せ(4)" 2026年10月15日

呪文よ世界を覆せ(4)
呪文よ世界を覆せ(4)
ニコ・ニコルソン
朝から読んでしまいやられている。 しかし通勤中に読まなくてよかったとも言える。 3巻の巻末で次が最終巻と知り、えっ?もう?早すぎる!打ち切りになったの!?と思ったが、この分量、この流れが最良だったのだ。 これを延ばすのは、詠み切れぬ想いがあるとして短歌を100文字に増やすようなことだろう。 ときどき知っている短歌も登場するのだが、これまで自分がその短歌から受け取っていたものと違う意味が、物語の文脈によって立ち上がってくることがあった。 短歌は受け手が読むことで完成するとはよく言われることだが、それは受け手の状況によって読みが変化するということでもある。 それを強く再認識した読書体験であった。
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