miwa "傲慢と善良" 2025年10月7日

miwa
@sikmw
2025年10月7日
傲慢と善良
傲慢と善良
辻村深月
真美に自分と重なる部分が多く、まるで自分自身のことを言われているようで、読んでいて苦しくなる場面が何度もあった。 特に「自己評価は低いくせに、自己愛が半端ない」という言葉が印象に残った。自分に自信がないことと、自分の価値を認めてほしいと思うことは、必ずしも矛盾しない。自分では謙虚なつもりでも、心のどこかでは自分に見合う何かを求めていたり、傷つかないために都合よく物事を捉えていたりするのかもしれない。そんな、自分では気づきにくい一面を突きつけられた気がした。 周囲の期待に応え、間違えないように生きていれば、それなりに正しく生きている気になれる。でも、それは本当に自分の意思で選んできたことなのだろうか。自分を守るために何かを諦めたり、行動しない理由を探したり。思い当たることがあるからこそ、余計に刺さった。 自分では気づいていない一面が、他人からはまったく違うものとして見えているのかもしれない。自分のことを理解しているつもりでも、知らず知らずのうちに傲慢になっていることもあるのかもしれない。少し怖くもなったけれど、自分自身について改めて考えさせられた一冊。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved