miwa
@sikmw
2026年10月16日
汝、星のごとく
凪良ゆう
読み終わった
感想
ずっと前に購入していたものの、なかなか手をつけられずにいた一冊。映画化されると知り、これを機に読み始めた。
とにかく辛い。でも、美しくて綺麗な物語だった。
登場人物たちが、それぞれ自分の人生を選び取っていく姿が印象的だった。自分の意思で生きることへの強さや覚悟に惹かれる一方で、私にはまだ足りないものなのかもしれないとも思った。自分の人生を生きたいと思いながらも、何かを理由に諦めたり、選ぶことから逃げたりしている自分がいるからこそ、余計に胸に刺さったのだと思う。
もちろん、人は誰もが自由に人生を選べるわけではない。家庭環境や、背負ってきたものによって、選択肢さえ限られてしまうこともある。それでも、自分の人生をどう生きるのか。その選択の難しさと重さを考えさせられた。
最後の方の二人の幸せそうな描写も、素直に幸せな気持ちでは読めなかった。今がどれほど幸せそうでも、その先にある終わりを予感してしまう。今までの二人があまりにも辛そうだったからこそ、ようやく訪れた幸せさえ、どこか切なく感じられた。
とにかく鬱本。でも、こんなにも苦しくて、こんなにも美しい物語を読めてよかったと思う一冊。