
朋@
@tomo_nemui
2026年10月16日
グラン・ヴァカンス
飛浩隆
読み終わった
人間の手によってあらゆる変態性欲を満たす為に作られた永遠の夏をテーマとしたリゾートと、そこで人間に奉仕する為に作られた人型のAI達
ゲストが途絶え千年間放置された楽園に突如現れた侵略者
さらりと挟み込まれるグロテスクさと変態性欲に塗れた夏の街並みを閉じ込めた舞台、そこに個々の歴史が合わさりあくまで瞬間的にではありますがぞっとするほど美しいものが生まれていることに驚かされました。
ただ、物語全体として見るならそれらの変態性欲や過剰なまでの陰惨な描写は些か露悪的に感じられ、自身の好む耽美さや美点とは少し離れた場所にある作品だったなぁという印象です。
続編もあと二作品あるようですが、個人的にはここで打ち止めかなと。

