ちーさん。 "赤と青とエスキース" 2025年4月12日

赤と青とエスキース
初読み作家さん。 友人のおすすめ度合いがとても高かったので遂に貸してもらって読んだのだけれど、こういう話大好物です。 1枚の絵(エスキース)から始まり、そこに関わったり携わった人達の愛の物語が一等美しく輝いていて。 赤と青の関係性も一つ一つの章の中に絵だけでは無い色味の対比が物としても現れていてとても感激して。 ブーとレイの関係性がとても好きです。 メルボルンで始まった期間限定の恋が2人を結びつけ少しずつ愛を育んで成長させていく。 2つ目の額縁職人の話が1番好き。 メルボルンでエスキースと出会った空知が額縁を作り上げていくその過程が、真面目さが、作品に対しての思いやりが垣間見えて胸が熱くなる。 最後の章を読んだ時に訪れる幸せと、感動と、真実に読む手が止まらなくて、滲む涙を必死に堪えるのが大変だった。 どうかいつまでも、好きな人がそばに居てくれることに感謝できますように。
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