
おとわ
@mofbook
2026年10月19日
ツミデミック
一穂ミチ
読み終わった
@ 自宅
コロナが大流行してからもう随分経ったように感じる。私は幸いにも、当時このパンデミックのせいで人生が悪いほうに変わってしまったり、つらい思いをしたりすることはなかった。むしろ、苦手な職場の飲み会だったり、参加すべきか悩む誘いやイベントだったりが減ったことが嬉しい、とすら思っていた。
けれど確かにコロナ禍に人生を狂わされた人は大勢いて、この本はフィクションだけれどそんな人たちがいたことをハッと思い出させてくれた。特に最後を締めるように書き下ろされた短編は、刺さるひとが多いのではないかと思う。
時が経つにつれてどんどん現実みが薄れていって、そんなことあったねえなんてどんどん忘れていくあの日々のことを、忘れないようにしたいと思う。
あと一穂さんの本はゾッとしたりホッとしたり感情がころころ動かされるというか、同じトーンで読み続けられないところが面白い!と改めて思った。
