宮子 "団地のふたり" 2025年4月11日

宮子
宮子
@miyako
2025年4月11日
団地のふたり
団地のふたり
藤野千夜
🥬読了。築六十年の団地で暮らす、五十代を迎えた奈津子と幼馴染のノエチこと野枝ののんびりとした日々を綴った物語。  こういう穏やかな生活を覗くお話好き。住んでいる棟は別々で互いの部屋を行き来するという、四六時中一緒にいるわけではない程良い距離感の友情なのも良い。私が五十代になる頃はどうなっているかわからないけど、こういう歳の取り方もいいものだなぁ。  特に大事件が起きるわけでもなく(喧嘩はたまーにするけれど仲直りのタイミングもわかっている)、安心して読むことができた。お話も短めであっさりと読めるので、人間関係のもつれた長編小説読破後とかに読みたい。続編の『また団地のふたり』が去年の秋に発売されているようなので手に取ってみようと思う。実写ドラマにもなっているみたいなのでそっちも見てみようかな。
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