
Ropa
@Ropa_28
2025年4月13日

すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)
川上未映子
読み終わった
#読了
すべて真夜中の恋人たち/川上未映子
紡がれる言葉のひとつひとつが儚くて
壊れてしまいそうな世界で
孤独に生きていた冬子。
校閲の仕事をしながら
次第に酒に溺れる日々に
三束さんと喫茶店で会う時間だけが夜の街頭のようにぼんやり光って見えた。
一体何に惹かれたのかと思う程普通のおじさんという風貌の三束さん。けれど冬子にとってはその静かな時間、自分の言葉を聞いてもらえる時間がかけがえのないものだったのだろう。

