鱗拾い "太陽帆船" 2026年10月15日

鱗拾い
鱗拾い
@urokohiroi
2026年10月15日
太陽帆船
太陽帆船
中村森
左右社の『月のうた』経由で! 愛や誰かへの好きを歌った歌が思った以上に多かったかも? 実際手に取ると表紙のデザインも素敵! 好きだった歌3選(掲載順): 「くす玉の中身のような感情が紐を引かれる、いつもあなたに」 「あなたにはガラスでいたい落としたり悲しかったら、きちんと割れる」 「波だって月の引力の現象で 愛を肯定しようと思う」 ——以下、各歌の感想—— 「くす玉の…」 →見えないくす玉がパカーンと開いて紙吹雪と溢れ出す様子が思い浮かんだ。「あなた」はその紐を引く人であると同時に、くす玉の中身に書いてあるのも「いつもあなたに」……惹かれています、だったり? どっちとも取れそう。 「あなたには…」 →この歌の3ページ前に載っていた「感情の新たな器が透明で直ぐにわかったクリアな好意」と響き合って見えて、セットで好きになった! 傷ついたらいっそ壊れる、そのぐらいあなたの前では素直でいたい、みたいな。 「波だって…」 →中村森さんを知ってこの歌集を読むきっかけになった歌。愛だって脳のなんちゃらかもしれないけど、それでも……ってことだよね。好き。 個人的には『月のうた』でこの歌に出会ったので、月がテーマの短歌が並ぶ中で、この歌の「月の引力」→「愛」への飛躍が鮮烈だった。
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