
ザムザ
@zamzy733
2025年4月13日

クマのプーさん プー横丁にたった家
A.A.ミルン,
E.H.シェパード,
石井桃子
読み終わった
借りてきた
@ 自宅
プーさんのイメージをディズニーアニメにだけ拠っていると、この本を読んで驚かされることが多い。
プーが詩人だということ、お脳がお弱いこと、やたら「かんがえる」こと、口グセが「いやンなっちゃう!」なこと。
興味深いのはなんといっても、クリストファーロビンが百町森を離れてしまうくだりだ。クリストファーはなにもしないでいるができなくなり、森を離れることになってしまう。その場面に行きつくときの切なさよ。
だから、この本を楽しむポイントは2つあった。
1つは頭のよくないプーがほとんどつねに「かんがえる」をしている様子。それと並行して気ままに詩を詠んでいること。
もうひとつはクリストファーロビンがなにもしないができなくなるということの、なんというか、致し方なさ、みたいなものを味わう、その感じ。…個人的にここに、ミヒャエル・エンデの『モモ』を思ってしまうのだ。


