sum. "流浪の月" 2026年10月23日

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@sepjira
2026年10月23日
流浪の月
流浪の月
凪良ゆう
『事実と真実は違う』という真理に振り回され続ける二人。お互いが救いであったという真実が、小児性愛者が少女を誘拐したという事実に塗りつぶされ、加害者と被害者というデジタルタトゥーがずっと後をついてまわる。関係性に無理矢理名前をつけるのは暴力だ。 綺麗な文章でとても読みやすく、料理の描写が印象的な作家さんだった。決して同情を誘うような語り口ではないし、締めくくりも暗いわけじゃないのだけれど、悲劇や苦労の連続を受動的に受け入れていく印象で、登場人物たちの能動性というか物語の推進力?があまり感じられず。そこは少々うーんという感じ。吉田大助さんの解説が上手かった。
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