鈍獣 "ウィトゲンシュタインの愛人" 2026年10月24日

鈍獣
鈍獣
@whale_in_da_room
2026年10月24日
ウィトゲンシュタインの愛人
ウィトゲンシュタインの愛人
デイヴィッド・マークソン,
木原善彦
この飛躍である “ 初めてブラームスの交響曲第一番を耳にしたとき、多くの人はベートーベンの交響曲第九番に似ているとしか言わなかった。  どんな間抜けでもそれくらいは分かる。ブラームスはお返しにそう言った。  ブラームスは面白い人物だと思う。  ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインに“あなたのセンテンスは私のお気に入りだ”と言えたらきっと楽しいだろうと思う。  とはいっても、私はきっとジョン・ラスキンを好きにはなれなかっただろう。どうしてこのタイミングでジョン・ラスキンを思い出したのか、さっぱり分からないけれども。  ラスキンは私がさぼった課題の一つだった、というのが間違いなくその理由だ。  ジョン・ラスキンに対して私が本当に感じるのは、哀れみだ。  なぜなら、多くの古代の彫像を見ることに多くの歳月を費やしてきたために、あの愚か者は新婚初夜にショックで打ちのめされそうになったからだ。生身の女性には隠毛が生えていると誰からも聞いたことがなかったせいで。”
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