実験小説というものを初めて読んだ。新しいジャンルを開拓するたびに、私ってまだまだ読書初心者なんだなあとしみじみ思う。個の認識によって成り立つ世界とはどういうものか？をダイレクトに味わえる本だった。哲学書を読んだ気分

すべての意味が失われた世界での、個による認識と意味づけの話だろうか……読み始めだからまだなんとも言えないけど、何もかもの意味が失われているのだけは切々と伝わってくる

・「こういう読書体験を与えるぞ」の独自性と一貫性がすごい この本が奇書と呼ばれていても「たしかにね」と思う ・読んだのは数年前だが、印象に残っている ・なかなか得難い感覚を得られる本で面白かった ・教養があればもっと面白かったのだと思う

とりとめもない思考の豊かな繋がりがとても素敵で、こんなふうに何かを考えることができたらたのしいだろうなと思う。