
白居易
@hakkyoi_hakkyoi
2025年4月13日

声の地層
瀬尾夏美
読み終わった
知らない誰かの語りが、それに呼応するように綴られる物語が、心の隅々まで染み渡る。
随分前に読み始めたのに、通勤の電車の中で、自宅で、カフェで、バーで、頁を捲る度にとんでもなくぐっときてしまい泣きそうになるので読み終わったのはつい先日だった。
語彙力が貧困なので、最近読んで良かった本も映画も全部祈りが込められているなという感想しか出てこない。
ほぼ無神論者だけど、祈りだけは、祈りに込められた想いが何かを動かすことだけは信じている。
この本の中にある祈りが誰かに届きますように。
まずは母に今度貸そうと思う。


