なかしまみさ "母という呪縛 娘という牢獄" 2025年4月13日

母という呪縛 娘という牢獄
買おうか悩んでいたけど、図書館で見つけたので借りて読む。 え、これほんとに実話やんな?映画の話じゃないよね?というくらい、非現実的な話だった。だって産まれた時から医者になるって決まってるのよ!って……。 産まれた時ってさ、この母親は一体産まれた娘を抱いてなにを思ったんだろう。 まずは無事に産まれてくれてありがとう。ようこそって思わないのかなぁ。 とはいえ、子供にかける期待や、心配っていうのは程度の差でしかないね。 私だって、心健やかにのびのび育ってほしいって思いつつ、周りの子がひらがな書けるって聞くとやっぱり焦るし、マイペースな長男に対して、そんなんやったら小学校行ったら困るよ!とか小言言ってしまうし…。 だから程度の差なんだけど、改めて子の人生は子のものっていうのを自分に言い聞かせないとなって戒めになりました。 ちなみに最終的に周りの人々に感謝したりしてるけど、いやいやもっとこうなる前に止められたよね?って周りの大人が悪いよね?ってなった。 そして、このお母さん、お金を持ててしまったんだね…。 最後の助産師への強いこだわりもちょっとよく分からないし、他人に対する態度は普通そのものだから、やっぱり娘は自分の所有物と思ってたんだろうね。 いっぱい笑いあえた日々の幸せさを噛み締められたら良かったのになぁ。子育てなんてそういうことの積み重ねだと思うけど。 そんなに言うなら自分も一緒に勉強してみな!と腹立たしくなってしまったわ。 でも最後はなんか泣けた。 辛かったね。
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