
盛り
@fzke0315
2026年10月27日
詩と散策
ハン・ジョンウォン,
橋本智保
読み終わった
エッセイはあまり読まないけどこれはめちゃくちゃ好きだ!
散歩をしながら小さな物事に思いを馳せたり、自分の過去について細かく考えたり。
これから寒くなるのでちょうど冬景色の綺麗なこの本を読んでよかったと思う。
風景はキラキラしているけど内省は静かで曇り空のような落ち着きがあって好きな雰囲気だった。
様々な詩を引用していて学びにもなる。詩って今まで雰囲気で読んでいて、何となく好きな作品があればいいなーくらいに思っていたけど「 取るに足らぬものなど何一つないと思う心が詩」とあって、詩は小説より自由でどの形態の物語より細かいのだと理解した。
好きなところ↓
苦しみは消えない ただ苦しんでいる間も季節は過ぎてゆく 季節が変わるごとに苦しみは異なる 帽子をかぶって そこにいる 私たちにできるのは その帽子に気づいてやることぐらいかもしれない
幸せが理想的な魂の状態だと思うから私たちは絶望に陥りやすい ある状況や条件の中で自動的に得たり 失ったりすることが幸不幸だと決めてしまうと 永遠にそのしがらみから抜け出せない 手に入れられないものが多く 壊されてばかりの人生でも 歌を歌おう と心に決めたらその胸には歌が生きる 歌は肯定的な人の心に宿るというよりもむしろ 必要に駆られて 呼び寄せる人に染み入るのだ



