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@fzke0315
好きなジャンルはヒューマンドラマ。 吉本ばなな、小川洋子、蝉谷めぐ実、多崎礼、北沢陶、長野まゆみ、宮本輝、立原正秋、三浦哲郎、芥川龍之介、江戸川乱歩、谷崎潤一郎、ハン・ガン、フアン・ルルフォ、マルセル・シュオッブが好き。
  • 2026年11月2日
    花信のこころ
    花信のこころ
    花もお茶も禅も好きだから面白かった。 一番は藤の話が良かったな。黒松と白藤の剛と柔の対比が両方の良さを引き出している。藤はもともと好きだから茶室に映えていいなーと思いながら写真を見ていた。
  • 2026年11月1日
    私の女の実
    私の女の実
    やっぱり好きだな。 生きているうちに絶望して、何事か行動を変えて、じゃあハッピーエンドになりました!ではない。一縷の希望はあれど苦しみを乗り越えたりなくなったりせず、引きずったまま生きていくところが自分の生活にとても近しくて、ちょっとした喜びもあって、この苦しみを代弁してくれるような気がする。 私の女の実、日暮れどきに犬たちはどんな気持ちだろう、赤ちゃん仏、ある日彼は特にが好きだった。 私の女の実と赤ちゃん仏は旦那や今の環境に鬱屈している女の人(と自分に囚われる夫)、日暮れどきに〜は児童虐待、ある日彼はは未来を見つけたが元の単調な生活に戻る男。 どれも重いテーマだけど風も月も森も静かに暗く寄り添ってくれるから美しい。
  • 2026年10月31日
    新装版 ドレの神曲
    新装版 ドレの神曲
    神曲が読みたくて、その上絵もついていたらお得じゃんと思い購入。 内容は元の詩を現代文にして要約した感じかな。これが非常に読みやすくて注釈もあるので入門にはもってこいだと思う。 美麗な絵もあり、文も面白いから良かった。 最初(地獄篇)はキリスト教の価値観があまり肌に合わないかもな〜と思いながら読んでいて、煉獄篇から普遍に見直すべき人間の在り方を描いていて面白かった。 学ぶところは多いと思うので何回か時間をおいて読むことにする。
  • 2026年10月28日
    私が四番目に愛する季節
    私が四番目に愛する季節
    やっぱり好きだな〜。 繊細すぎない?とかセンチメンタルすぎると(私が)思いそうだけど、人生にそんな高感度なセンサーは自分にはないなぁと思い、エッセイや詩を読むと納得するところがたくさんある。 海についての考えが好き。ハン・ジョンウォンにとって恐ろしいけど切っては切り離せない存在であるとわかった。作品を読むと静かな海辺が思い浮かべることができて、それも昼間でなく夜中の星がチラチラ輝く時であったり、真冬の真っ暗な海であったり、日の出であったり。 歳をとるのは当たり前で皺は年輪という話がとても好きだった。 蝉の声は夏の光が姿を変えたとあって、なんだか悪くないように思えてきた。 四番目に好きって一番好きじゃないという訳だけど、だから少し愛すって表現がいいね。
  • 2026年10月27日
    詩と散策
    詩と散策
    エッセイはあまり読まないけどこれはめちゃくちゃ好きだ! 散歩をしながら小さな物事に思いを馳せたり、自分の過去について細かく考えたり。 これから寒くなるのでちょうど冬景色の綺麗なこの本を読んでよかったと思う。 風景はキラキラしているけど内省は静かで曇り空のような落ち着きがあって好きな雰囲気だった。 様々な詩を引用していて学びにもなる。詩って今まで雰囲気で読んでいて、何となく好きな作品があればいいなーくらいに思っていたけど「 取るに足らぬものなど何一つないと思う心が詩」とあって、詩は小説より自由でどの形態の物語より細かいのだと理解した。 好きなところ↓ 苦しみは消えない ただ苦しんでいる間も季節は過ぎてゆく 季節が変わるごとに苦しみは異なる 帽子をかぶって そこにいる 私たちにできるのは その帽子に気づいてやることぐらいかもしれない 幸せが理想的な魂の状態だと思うから私たちは絶望に陥りやすい ある状況や条件の中で自動的に得たり 失ったりすることが幸不幸だと決めてしまうと 永遠にそのしがらみから抜け出せない 手に入れられないものが多く 壊されてばかりの人生でも 歌を歌おう と心に決めたらその胸には歌が生きる 歌は肯定的な人の心に宿るというよりもむしろ 必要に駆られて 呼び寄せる人に染み入るのだ
  • 2026年10月25日
    鉄道員
    鉄道員
    全体的に親がこどもを、夫が妻を想う気持ちがしっかり感じられて温かい物語だった。 ただ幽霊で出てくる話が多く、ご都合主義なふうに感じられてちょっと物語を離れた時にはうーんと感動が薄まった。 ただおとぎ話的にでも、幽霊であっても自分の人生の節目に過去の悔恨を払拭できるならそれは希望があるしそうしたいと思う。 鉄道員、ラブレター、角筈にてが好きだった。
  • 2026年10月25日
    オーディション (幻冬舎文庫 む 1-4)
    サディストの女に捕まる話って聞いてたけど全く違うじゃん! 虐待の傷が癒えていない女の子を捕まえて地雷を踏み抜いたという話だった。 息子の心の傷が簡単に癒えるわけないじゃんというセリフがこの物語の核だなと思った。 吉川など多くの人を見ている周りの人達があの子はうーん……と言っていて、周りがあまり良く言わない相手はやめたほうが良いと昔からいうのを思い出した。
  • 2026年10月25日
    埋火 (新潮文庫 草 95-18)
    これめっちゃ好きでしてねぇ……。 埋火をオーディブルで聴いてから立原正秋のファンになった。 男と女の情念(特に女の)がメインだと思っていたんだけど、男の友情や後悔、人生の諦観や悟りなんかがすごく上手くてイメージが変わった。 「仮の宿」主人公の女の子がどんどんハマってはいけない男にハマっていってやめとけー!と思うし、男も男で悪いやつだから今更着物送ってきて悪いやっちゃ……。男の奥さんが強くて好き。着物の赤と追憶と現在の色の褪せかたの対比が好き。 「吾亦紅」男の死には冷静でいられて生まれてくる子には安堵するというところがよかった。 「埋火」「一夜の宿」女の女としての燻った情欲と男の面子や後腐れ、一瞬の感情の揺れなんかがふんだんに盛り込まれており、とても良い。朗読で聴くとめちゃくちゃ良いのでおすすめ。 「山水図」戦争に行く直前に好きな絵を見に行くって実際にそんな人がいたかはともかく考えたことがなかった。カルチャーショック。 「山居記」今まで情欲に溢れてたのが、今回は世捨て人。人生への諦観。仕事を辞め家族もなく、質素な暮らしの中、性欲が風のように過ぎる。この作品を読んで世捨て人になりたいと思った。 「水仙」教職からタクシー運転手になんで変わったの?という問いに対して知識を捨てたって選択の重さがすごいな。こちらは諦めより悟りな感じがする。菅山という人物が荒っぽいけど人情に厚くていいヤツ。
  • 2026年10月24日
    孤独をのぞき込む 秘密の読書会
    めっちゃくちゃ面白かった! 本の登場人物の解説を心理学の観点から。それはその通りでも、もっと読者個人の心に向けた考察で面白かった! 村上春樹に苦手意識を持っていたが挑戦したくなった。 孤独をなくそう!という社会の動きとは反対に孤独を育てようという結論に至ったのが興味深くて、他人の支えのない孤独ではなく、自分の内なる雑多な世界と向き合い自己を確立することとされているのがすごく納得した。 孤独とは全く一人では生きるのではなく時には他人に協力してもらって、でも他人に縋り依存するのではない。静寂をもって独りで自分を育てることなのか〜。
  • 2026年10月23日
    はーばーらいと
    はーばーらいと
    宗教二世が会から脱出する話という重いテーマなのに生命力溢れて優しく輝いてすらいる吉本ばなならしさがあって不思議。 好きだったのが主人公の男の子と宗教二世の女の子が恋愛にならず引っ付かなかったこと。 その後恋愛になるかもしれないしこのままならないかもしれない。それも自由で人生の選択だという結論(自分はそう受け取った)がとても良かった。 そして宗教にハマっている側や教祖が悪人でなかったこと。 現実の宗教では金を巻き上げるような悪い人は必ずいるだろうが、この話では、誰かを貶めようではなく、みんなどうにかしようとして同じ理想の下にいるだけで人間の根っこは変わらないと描かれているところが好きだった。だが愛が、苦しみを受け入れる力がなかっただけ。
  • 2026年10月19日
    フランス名詩選
    フランス名詩選
    やっぱりヴィクトル・ユゴーが好きだ。 プレヴェール、エリュアール、アポリネール、ヴェルレーヌ、ロンサールが好きだった。 前にドイツの名詩選も読んだけど、フランスの方が抽象度が高い気がしたなぁ。 よくわからないけどキラキラしていいねという気持ちになった。
  • 2026年10月18日
    ラテンアメリカ十大小説
    また読みたい本が増えて困る。 サクッと現代までのラテンアメリカ文学の有名どころが知ることができて良かった。 アストゥリアスの大帽子の男とフェンテスのチャック・モールは別のラテンアメリカ文学集で読んだことがあり、好きな作品だったのでとりあげられて嬉しかった。 ボルヘスの言う「 古い書物を読むということは、それが書かれた日から現在までに経過した全ての時間を読むようなもの」というのは古典がなぜ楽しいかを端的に言い表してるよなーと思う。
  • 2026年10月17日
    カフカ断片集
    カフカ断片集
    訳者あとがきでわからなくてよいと書いてあってとても安心した。 完成させないことに美があるとは小説で考えたことがなかった。 橋、法の前になど好きだったものは多数あって、特に好きなのが「虚栄心」「道は無限」「切れないパン」 「虚栄心」 虚栄心は人を醜悪にする。 だから、本当は虚栄心を押し殺されなければならないだろう。 だが、 虚栄心は押し殺されることはなく、傷つくだけだ。 そして、 「傷ついた 虚栄心」となる。 「道は無限」 道は無限であり、近道することも、遠回りすることもできない。 それなのに、誰もが無邪気に自分の物差しを当てる。 「やっぱりこれくらいは 進まないと。そうすれば人も認めてくれる」 この2篇は自己啓発か?というくらい共感。短いのに人間の心理がまとまっている。「切れないパン」は切られることに抵抗するパンを想像すると可愛くて、でも可愛いだけではない含意があるのだろうと思わせる。
  • 2026年10月16日
    スナックちどり
    スナックちどり
    元々ファンだったけど最近読んでもあまりしっくりこなくてなんかな〜と思っているところにこれを読んだらすごくハマった。 めちゃくちゃ感動した。 大切な人と別れてすぐの心に傷を負った2人が旅の中で癒される話。 離婚や死別は、自分はまだ経験していないけど、人と心を通わせる難しさや、亡くなったあとでよい思い出ばかりが押し寄せてきてその喪失感に苛まれるところが直に響いて辛いのに温かかった。 自分という確固たるホームがないと薄っぺらくて人が良さそうに見えても取り繕っているだけになるのか……。
  • 2026年10月11日
    カラー版 名画を見る眼 Ⅰ 油彩画誕生からマネまで (岩波新書)
    面白い! 15点だけだけど、絵画について知ることができて良かった! 漠然と綺麗だなーと思って見ていたものが計算づくだったり寓意があったりと面白い。 画家の生い立ちや社会背景も知ることができて勉強になる。
  • 2026年10月8日
    鍵
    鍵
    なんかまたすごい作品だな 家族公認の不倫。夫のために思わせぶりな態度を取ったら気持ちが不倫相手に流れていって、でも夫が喜ぶからという大義名分のもと関係を続けて夫の喜ぶギリギリの嫉妬を与え続けるってすごいな。 母のほうが娘より女として勝ってると言えるのが強くていい。
  • 2026年10月7日
    ラーマーヤナ 下
    あれ?どこかでラーマとシータは別れ別れになるみたいな話を見たんだけど創作だったのかな?大団円になってる。 ラーマは優れた人だけど周りもよい人が集まったな〜。
  • 2026年10月6日
    ラーマーヤナ 上
    大方あらすじは知っているけど細かいところを物語として読むことができて良かった。 読みやすいし面白い。
  • 2026年10月6日
    デッドエンドの思い出 (文春文庫)
    秋に読んだらよいとのことで読了。 人生のつらい時期からの再生。特にデットエンドの思い出は辛いけれど自然や人間のぬくもりはキラキラしていて写真の1枚のよう。 おかあさーん!が個人的には好きで、死にかけたから悟りを開いたような感じかな?犯人を許せるというのが強い。
  • 2026年10月2日
    インド神話
    インド神話
    名前がごっちゃになるもののわかりやすい入門書だった。 神話ってどこもゴシップと争いなんだなぁ……。 困った時のブラフマーとシヴァと工作の神トヴァシュトリ。
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