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@fzke0315
毎月3冊読了が目標。 好きなジャンルはヒューマンドラマ。 よしもとばなな、小川洋子、蝉谷めぐ実、多崎礼、ハン・ガン、北沢陶、長野まゆみ、芥川龍之介、江戸川乱歩、谷崎潤一郎、マルセル・シュオッブが好き。
  • 2026年6月12日
    蜘蛛の糸・杜子春
    魔術は元々読んだことがあって好きだったんだけど、それに加えて蜜柑と杜子春が好きになった。 蜜柑はよく思っていない人でもある一つのエピソードで快く思うようになるという共感。杜子春はお金で繋ぐ人の縁は儚いということと人として捨ててはいけないことが描かれていて良かった。 全編通してファンタジックでとても好み。
  • 2026年6月11日
    ペドロ・パラモ
    ペドロ・パラモ
    難しかったー! 視点がすごく入れ替わるから最初はえ!?ってなっていた。慣れてきてこの時のあの人ねとわかる。 ずっと映画を見ているような感覚になる。ペドロ・パラモに関わる人たちの回想なんだけど、特に大きな事件が起きているわけではないのに読ませる力がすごくて、哀愁や荒廃した土地と回想のうちのみずみずしい大地のギャップなど面白かった。 ペドロ・パラモ自体ちょいワルか悪なんだけどカリスマの悪で、一途に愛するところや美しい記憶なんかはとても魅力的だった。
  • 2026年6月6日
    刺青・秘密
    刺青・秘密
    やっぱり谷崎潤一郎は好きだなぁ。 刺青・少年・幇間はとても谷崎潤一郎らしい。女性に翻弄される男性の弱いところが描かれていて、とても面白かった。 秘密は秘密を暴いて女を捨てる身勝手さと、秘密であるから魅力的なのであるという納得もできるところがある。 異端者の悲しみは正直主人公の章三郎にとてもイライラして、後の解説で自叙伝とあり、これが谷崎なのか……と驚いた。 二人の稚児と母を恋うる記は、とても風景が美しく幻想的だった。
  • 2026年6月6日
    雨のうた
    雨にまつわる短歌集。 頬に雨当たりはじめる風のなか生きているのに慣れるのはいつ さらさらの雨に体を差し出して仮縫いみたいな顔をしないで 手のひらに人間2人載せられて慰め合っていれば夕立 差し出せばどうなったかと思いつつ自分のために刺す傘の紺 私の原材料の水、その他。その他の部分が雨を嫌がる 夜の雨 人の心を折る時は百合の花首ほど深く折る 写真だと雨ってわからないだろうメガネをぬぐって笑ったことも が好きだった。
  • 2026年6月6日
    リルケ詩集
    リルケ詩集
    文章が美しいのはさることながら、哲学的で夜が際立つ作品だった。 我々は葉であり、死は果実で、その果実は緑色(熟れていない)という表現と考えが特異で面白いと感じた。 木が人間ではないんだと不思議に思っていたけど、木は過去とか、もっと永遠とかそういうもので、そこに一時的についているのが葉である人間なのかな〜と思った。死が熟れるのはいつなのだろうか。
  • 2026年6月5日
    じゃむパンの日
    赤染晶子のエッセイ。 小川洋子のエッセイの中にこのエッセイが紹介されていたので読んだ。赤染晶子のことはよく知らないけどチャーミングで面白い人だった。昭和や大正の香りのするエッセイは初めてだったのでそこも面白かった。
  • 2026年6月3日
    死体埋め部の悔恨と青春
    好きな小説だった! 死体を埋める最悪な部活動。 こんな大学生活は嫌だ!とダメだけど少し憧れる……が同時に来る。 恋愛でもなく、友情ともちょっと違う健全な共依存という感じ。行き着く先は地獄だけど、二人でいれば明るい地獄になる。 最後の方で警察にバレるとかそういう展開は嫌だなと思っていたんだけど、そうはならず、ずっと二人の関係性にだけスポットを当ててくれて良かった。 織賀先輩が本当に魅力的(祝部視点だから?)。優しくて冷酷で神聖な先輩の剥がれ落ちた人間の中身が土に埋められた最悪な人生というところが良かった。
  • 2026年5月31日
    ダクダデイラ
    すっごい面白いホラー小説だった! 2ちゃんねるまとめやオカ板が好きな人はハマると思う。 ホラー小説としても面白く、掲示板が載っている短編かと思いきや最後の話にちゃんと集結する。全てが綺麗に解決はしないけど、それがオカルトとしての怖さになっていて、読んでいて全体的には納得できるので読後はスッキリする。 モキュメンタリーはあまり合わなかったから読まなかったものの、この本はとても面白く、没入感も高く読めた。 ただグロテスクな場面がかなり長く続くため、おすすめは難しい。
  • 2026年5月27日
    斜め45度の処世術
    笑う系の面白エッセイ。 小川哲は作品よりも作者のファンと言っても良いだろうの私はとても楽しみにいていた一冊。 例え話が豊富で面白く、どうやったらこんなにエピソードがでてくるんだと思った。幼い頃から物事を深く細かく見ることができる人なんだろうな。 漫画型と小説型の話で自分の作品がオチが面白くないと言っていて、私は3作しか読んだことがないが、その2作のオチについては微妙だったのでそのことかと苦笑い。 小川哲は「君が手にするはずだった黄金について」を超えるものがない。他も読もうと思う。
  • 2026年5月24日
    星のうた
    星にまつわる短歌集。 佐藤弓生「おびただしい星におびえる子もやがて覚えるだろう目の閉じ方を」 俵万智「愛することが追い詰めることになってゆくバスルームから星が見えるよ」 土門蘭「あの星は善いものいっぱいありました 海とか歌とか 恋とか時とか」 笹井宏之「この星に消灯時間がおとずれるときも手をつないでいましょうね」 井上法子「いつかこの世を振り切るために書き残す 僕らは星の面影を 死を」 が特に好きだった。
  • 2026年5月21日
    うたかたの娘
    思っていなかったくらいルッキズムの話だった。 ホラージャンルだけどむしろファンタジー。 人間の嫌な部分(歪んだ欲望、見下し、支配、嘘偽り、殺意)がたくさん。それらがルッキズムと人魚伝説に関わって面白かった。 ・「ブスが好き」ということほど強いルッキズムである ・皆が美人であったら性格や技量で魅力が決まり、根暗で仕事のできない私は結局美人になったところで生きるところは変わらない というところが厳しいけど納得した。
  • 2026年5月21日
    花檻の園
    花檻の園
    面白かった! 人間のドロドロした感情が体に生えた花という形で耽美に仕上がっているのがとても良かった。 どの設定も無駄がなくて最後に繋がっていくから読んでいてだれない。話も淡々と進んでいくから飽きない。 人怖のホラーは苦手だからこういう神や心霊がしっかりメインなホラーは好き。昔の大阪の匂いも感じられる良い本だと思う。
  • 2026年5月18日
    あなたの知らない耽美なる名画
    めちゃくちゃ面白かった! お恥ずかしながら知らない画家ばかりだったんだけど、その時代の背景含めて勉強になった。 ページをめくるごとに次はどんな美しい絵が出てくるのかとワクワクした。 ニンフや神をモチーフにした幻想絵画が好きかも。
  • 2026年5月14日
    鉱石倶楽部
    鉱石倶楽部
    鉱石の幻想文学だと思ったら長野まゆみの「美味しそうな鉱石」の感覚といつもの少年耽美ワールド全開な独特な作品だった。 一番最初の「葡萄狩り」の耽美さがすごくささった。
  • 2026年5月11日
    三日月少年漂流記
    幻想的で少年二人が少しの冒険をする長野まゆみワールドに浸れる本だった。地の文も美しくて良い。 「寒くなったら、夜天(そら)が落ちてきそうだ。」 「夜天が、星ぢゃないのか。」銅貨が訊き返すと、「夜天だよ。今にも留め金が外れて天井板のように落ちてきそうなほど凍ってる。」 ↑この文を読んで美しいのはもちろん、世界観が同著者の「少年アリス」だ!と思った。
  • 2026年5月7日
    新装版 デルフィニア戦記
    すごく面白かった! ファンタジー好きな人にはおすすめしたい。 今のところ魔法系よりは戦記もの。 キャラクターの軽口などセリフがとても自分に合っていてストレスがない。軽口もテンポが良く笑えるところもある。 やっぱりキャラクターが良い。みんな好きになる。女性が強いのがいいね。
  • 2026年5月6日
    アジア・トイレ紀行
    アジア・トイレ紀行
    声に出して笑ったし勉強になった。 アジア諸国のトイレ事情についての紀行集。 研究員の方々の書き方が面白いんだよな。自分も海外に行ってトイレに困った経験があるので共感したりこれは耐えられないなー!と思ったりして面白かった。 水洗の洋式トイレが国の繁栄や富の象徴であるという考え方はとても勉強になった。トイレから見る国の問題点(ジェンダーや衛生管理)がまとめられていて良かった。
  • 2026年5月6日
    黄金の軍鶏
    黄金の軍鶏
    すごくドキドキした。 運に恵まれてのし上がって人格すら変わった主人公の一生。 絶対そんな上手くいかないよーと思って読んでいていつこの幸運が終わるのかとずっとハラハラして読んでいた。 いい時も悪い時も淡々と進んで映画のような情景描写だった(実際に映画になっている)。 ラ・カポネーラが運の鍵になっていたのは妻を大切にしないといけませんよという寓意なのだろうか。
  • 2026年5月5日
    悪の華
    悪の華
    死や人間の暗い部分を書き表しているのに重苦しくならない独特な詩集だった。 全話通して燦然たる輝き(それが死であっても劇場的)だからかな? 女性に対しては深い憧憬が窺える。
  • 2026年5月4日
    読書について 他二篇
    読書について 他二篇
    全部が要点で頭が爆発する。 最初は難しいかなと思っていたけど理解できるようになってとても面白かった。 本の読み方、書き方はとても参考になり、ドイツ語の国語が危うい話はとても勉強になった。 著者がドイツ語に誇りを持っているのがわかる。 断言し痛烈に批判するところはあまりに清々しく笑ってしまった。
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