
roiban
@roiban
2025年4月14日

ボタニストの殺人 下
M・W・クレイヴン,
東野さやか
読み終わった
読んだ。「ボタニスト」を名乗る毒殺魔による不可能犯罪の連続と、レギュラーキャラのエステル・ドイルが殺人の容疑で勾留される事件の二つが並行で進む忙しい話。自己顕示欲の塊のボタニストが仕掛ける罠に踊らされながらもいつものチームが根気よく真相に迫っていく。しかしちょっと今回品の良くないユーモアが多かったな…!(ネタバレ)二つの事件は当然絡み合っていくのだけれど、そこが一番の盛り上がりどころになるぞと初めから期待しているだけに若干動機の面でしこりは残った。前巻『グレイラットの殺人』で冴え渡っていた、小さな違和感から洞察を得ていくポーの能力の見せ場が弱かったかも。