
ぴよ
@piyo2
2025年4月18日

アヒルと鴨のコインロッカー
伊坂幸太郎
読み終わった
凄かった……不可思議なことが起きすぎてこんがらがっている、それでも何となく繋がりが、糸口が見えてくる。と思っていればラストの怒涛の畳み掛けでまさにお見事、って言いたいくらい気持ちよく騙された。
ミステリーでのどんでん返しは、読み手が物語内の謎を解決するために要素要素を組み立ててきちんとした仮説を構築していくから、それを破壊されたときの快感が他のジャンルとは比べ物にならないくらいに良いんだろうな。これまで読んだ作品で最高に気持ちよく騙されたのが『迷路館の殺人』。それと同じくらいよかった。
ネタバレを含まない範囲でグッときたメモ:
「それはまるで、「夕方になったら、苺を買いに行こうと思った」とでも言うような喋り方だった。」
「死ななくてもいい。せめて、歩けなくなればいいな」




