篠乃崎碧海 "木蓮記" 2026年10月29日

篠乃崎碧海
篠乃崎碧海
@Aomi_rds
2026年10月29日
木蓮記
木蓮記
奥泉光
 どこまでが史実でどこからが作者の創作かなど、面白い物語の前ではどうでもいいのである。  しかしそこはツマラナイ読者の性、誰が実在の人物で誰が架空なのかなあなどと調べ始めてしまう。実に無粋。知らなくてもいいのにね。しかし書き手の創作意図を探るのもまた楽しいのであった。  歴史小説を読み慣れぬ身にも読みやすいのは、読みやすくする仕掛けが随所に施されているから。そのセンスが抜群なので、江戸の雰囲気を壊さず取っつきにくさを廃すことに成功している。巧いなあ。
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