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篠乃崎碧海
篠乃崎碧海
篠乃崎碧海
@Aomi_rds
広く浅くわりとなんでも読む。神保町PASSAGE by ALL REVIEWSにて棚主やってます。その他個人サイトに気まぐれに小説あげたり。
  • 2026年8月18日
  • 2026年8月17日
    天使のおそれ
    天使のおそれ
  • 2026年8月17日
    ユリイカ(2026 6(第58巻第7号))
    杉本博司氏。「なんか色々やってる古物コレクター」くらいのイメージしかなかった(ごめんなさい)知識をアップデートできた。特集に感謝。  平芳幸浩『装置としての「本歌取り」』が興味深かった。「語りは常に騙りの側面を持っていることに自覚的であること」本歌取りはアートの技法であるだけでなく、過去作を引用するという行為にゲーム的な駆け引きが生じ、その技法を用いた事実それ自体が意味を帯びてくる。生成AIに本歌取りはできるのだろうか、と考えてしまった。結果的に本歌取りっぽくなった、ではなく、本歌取りという技法を念頭に置いて選び取ることができるだろうか。恐らく不可能だろう。
  • 2026年8月12日
    指先から旅をする
  • 2026年8月12日
    神様の暇つぶし
    絶対に好きになってはいけない人、というのがこの世にはいる。既婚者だとか未成年だとかの倫理的に関係を持ってはいけない、という意味ではなく、ただ愛してはいけない、愛したら最後これまでの人生の全てを塗り替えられてしまうような、この先の形すらも定められてしまうような人がいる。出会ってしまったら終わり。そういう意味では悪魔のような存在かもしれない。あるいはただひとりの神様か。  廣瀬全はそういう男である。絶対に好きになってはいけないと恐らく多くの人がすぐに気づく。この物語の主人公である、二十歳の藤子も直感で悟っていただろう。それでも抗えないのがこの男の最低で最高なところだ。父親を喪ったばかりというタイミングも藤子にとっては不運だったかもしれない。  好意とは好奇心かもしれない。この人を暴いてみたい、誰にも見せなかったであろう表情を白日の下に引き摺り出してやりたい。そんな欲望をいくらぶつけたところで相手は薄い笑みを浮かべるばかりだ。それでますますのめり込む。心地良く堕落していく。  しかし廣瀬全と藤子の間には黒々としたファインダーが聳えている。鉄の冷たさを挟んでふたりは互いを自分の神様だと思い、自らの肉体を捧げ合う。そこには性欲という言葉には収まりきらない寂しさが、憧憬が、愛がある。  桜庭一樹『私の男』が好きな人におすすめしたい一冊。あるいは、かつてろくでもない神様を愛したことのある人に。
  • 2026年8月9日
    現代思想2026年6月号 特集=アラビア哲学――もうひとつの哲学史へ
    現代思想2026年6月号 特集=アラビア哲学――もうひとつの哲学史へ
    ほぼ無勉強のジャンル特集を読むのはやはり難しい。やたら時間がかかってしまった。  中西悠喜『アラビア魔術と霊的実体』が興味深い。星辰魔術とイスラム信仰の関連性についてもう少し類書を読みたくなった。  新連載の山口尚『「駒場カルテット」という事件』はつかみがよかった。  哲学者はソリストでなければならない。ソリストだけから、真のカルテットは生まれうるのである(文中より引用)  山内志朗・西郷甲矢人・鈴木大地『スコラ哲学の迷宮を訪ねる(1)』連載が進むにつれ面白くなってきたように思う。スコラ哲学の言説「針の上で天使は何人踊れるか」が取り上げられていたが、こういう問いを本気で掘り下げていく精神性が好きだ。
  • 2026年8月7日
    英国幻視の少年たち2
    一巻より好みだった。人と同じものが見える悲しみと、見えないゆえの悲しみと。誰かにとってのお伽話が、別の誰かを救い得るかもしれない。  作者は見目の良い青年を弱らせるの好きだな? と思わずにはいられない。そういう意味でも中々良い読後感でした。
  • 2026年8月7日
    はくしむるち
    はくしむるち
    現代の沖縄に生きる少年と、戦時の沖縄に生きた男の日々が、とある視点者を介してほぼ交互に語られる。  沖縄を常夏の観光地だとしか思っていない人にこそ読んでほしい一冊だ。読めばきっと歴史を知りたくなる。戦争と迫害の歴史が、今も過去になることなく生き続けている地なのだとわかる。  美しい文章ではないかもしれない。それでも、青い海以上のものが残るだろう。私の中には残った。
  • 2026年8月1日
    実践 日々のアナキズム
    実践 日々のアナキズム
  • 2026年7月28日
    指輪物語(1)新版
    指輪物語(1)新版
    なんとなく呼ばれた気がして5年ぶりくらいでいちから読み直している。大体5年から10年おきくらいに読み直してこれが何度目なのかはわからないが。  導入のやり方に毎度驚かされる。物語ではなく歴史書を読む感覚。だがこれがいいのだ。この土台を興味深く読ませる(かつ、これを面白いと思える人のための物語ですよと最初に提示してくれている)トールキンの筆力に敬服。
  • 2026年7月28日
    劇場という名の星座
    話題作だがあまり合わなかったなという印象。小川洋子らしさが薄い気がして。静けさはあれど、それ以上がなかった。
  • 2026年7月16日
    英国幻視の少年たち1
    書店で見かけて販促の煽り文句が気になったので読んでみた。新刊だと思っていましたが愛蔵版として再刊行されたものらしい。  久々に商業作品でそれなりにストーリー展開上意味のある虚弱体質設定に出会えた気がする。かわいいなーとほのぼの見ていられるレベルですが。夏目友人帳好きな方ならこれも気に入るんじゃないかなと思った。  夏至の夜に妖精に出会いたい願望、幼少期にファンタジー読み漁った人間は心のどこかに持ち続けているんじゃないだろうか。いつか夏至に英国へ旅したい。帰ってこられなかったらまあ、そのときはそのときで……。
  • 2026年7月11日
    夏帆
    夏帆
    「実在しない生き物が子供の心に椅子を作り、それが去った後に実在する大切な人を座らせることができる」児童文学者の渡辺茂男氏の言葉を思い出す読後感。ただしこの実在しない生き物は単に目に見えないだけで、本当は今もそこにいるのかもしれない。二重写しのもうひとつの世界の中に。  守護天使界のジャック・ケルアック。声に出して言いたい日本語である。スプートニクの恋人を読み直そうか。
  • 2026年7月6日
    天路の旅人
    天路の旅人
    誰かの人生の足跡をインタビューや膨大な資料を元に立ち上げていくノンフィクション的な書き方の勉強をしたくて最近色々読んでいる。そういえばこれはまだ読んでいなかったと思い出して初読。  旅人の手による誰かの足跡の記録には、書き手が旅人であるからこその優しさと厳しさが同居するように思う。つまりまず書き手が旅人の精神と肉体的記憶を持っていなければ成り立たないのではと。旅人を書くならばまず自分が旅人にならねばならない。そんな気がした。  己の肉体の枷が憎らしくなった。自由に生きられる自由を羨ましく思う。放浪したいなあ。
  • 2026年7月5日
  • 2026年6月18日
    ユリイカ2026年5月号 特集=魚喃キリコ――『blue』『痛々しいラヴ』『南瓜とマヨネーズ』『strawberry shortcakes』『ハルチン』…疼き続けるマンガ
    ユリイカ2026年5月号 特集=魚喃キリコ――『blue』『痛々しいラヴ』『南瓜とマヨネーズ』『strawberry shortcakes』『ハルチン』…疼き続けるマンガ
    魚喃キリコ、名前は知っているが読んだことがない。映画『blue』は観たのだが。  恋愛感情や性的惹かれがわからない人間なのでなんとなく縁のない作品だと思ってきたが、読んでみようかなと思った。
  • 2026年6月18日
    急に具合が悪くなる
    急に具合が悪くなる
    映画公開前に1年ぶりくらいで再読。  このエッセンスをどうやって映画化するつもりだろう、というのを念頭に読んだ。この対話は書簡で(話した言葉ではなく書かれた言葉で)交わされたものである、というのが大きいと思うのだが、果たして映画ではどう表現されているのか。期待半分不安半分である。映画を見終わったらまた読んで記録するだろう。  哲学をその身に抱くというのは、何物にも代え難い芯ある強さをその身に宿らせることでもあるなと思う。哲学の芯を持った自由な人間になりたいと思う。
  • 2026年6月15日
    現代思想(2026 5(vol.54-6)
    現代思想(2026 5(vol.54-6)
    ニューロダイバーシティ。近頃よく耳にするようになった言葉だが、どうもとっつきにくい印象があるのは何故だろうか。今回の特集はその食わず嫌い感を少し和らげてくれたように思う。とはいえやはり漠然と腑に落ちないのは何故だろうか。その理由をもう少し深掘りしたくなった。
  • 2026年6月14日
  • 2026年6月14日
    創作者の体感世界
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