Sanae "悲しい話は今はおしまい" 2026年11月2日

Sanae
Sanae
@sanaemizushima
2026年11月2日
悲しい話は今はおしまい
うんうん、そうだよね、と何度も頷きながらあっという間に読了。 自分を大切にすること、セルフケアを改めて考えてみる。 「自分を甘やかすための個人的かつ消費的なトレンドとして流通することがある。」(p129) 巷に溢れる”セルフケア“という言葉は、多くがこの意味で使われている。 紹介していたオードリー・ロードの言葉「自分を大切にすることは自己を甘やかすことではなく、自衛であり、政治的な闘争である。」(p125)というのはしびれた。 自分たちで自分たちを大切にすることは、「何を大切にされるべきか」を変えていく運動だ、と。(p129) 地方で行われるデモも参加人数が伸び悩み、むしろ減少傾向で、冷笑系の人たちが通りすがりに投げかける言葉に傷つく人も多くいる気がするんだよなぁ。ただでさえ、私たちは自分をあんまり大切にできていないのに。 地方は世間が狭いので、すぐ身バレしてしまう。マスクつけて帽子つけて、俯き加減でプラカードを持つ人が増えた。それでも立ち続ける。 「普通に生きていて悲しい現実ばかり目についてしまうとき、あえて明るいことを集めて並べてみると、違う光景が見えるんじゃないかと思う。これは希望のためのテクニックだ。」(p208) デモの会場に行けば名前は知らないけど、よく顔を合わせる人と言葉を交わす。イラストの上手い人とは、あっ、新しいのを描かれたんですね〜今回もステキ〜!など。普段私の周りにはいないタイプの方。デモだからこそ出会った方。読みながらそんなことを思い出す。 「勉強」の章も好き。韓国の人ともっと近づきたいから韓国語を勉強するという著者。そこから発音の話題になり「正しい発音」とは?正しいとは?から、関東大震災が引き金となり起きた虐殺事件の悲劇、追悼式の話題となる。この本の中でいちばん好きなエピソードだった。
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