
やぎさん
@goat_books
2026年11月2日
小箱
小川洋子
読み終わった
読書は雑音のあるところでするのが好きだけど、これは静かな場所で読むべき話だ、と思い家で読了。作品世界の全てがそれぞれに持つ狂気が美しく穏やかに迫ってきて、知らず知らずのうちに呼吸が浅くなるような感覚があった。自分の子を亡くすということのみならず、世界に子どもがいない、ということに対する虚無感がもの凄い。登場人物たちは子の死とゆっくり向き合いながら、ひたすらに自分の死が訪れるのを待っているのだなと思った。こんな話どうやって思いつくんだろう。