
もん
@_mom_n
2025年4月15日

ただ君に幸あらんことを
ニシダ
読み終わった
心に残る一節
@ 図書館
親に敷かれたレールを走って生きてきた自分にとって、表題作はとても苦しかった。
脳の奥底にしまい込んでいた受験期の記憶が呼び起こされて、何度も息を止めた。
でも苦しさの先に救いもあって、ひたすらに兄妹の幸せを祈りながら読んだ。
p.8
黒髪を後ろで束ねおじぎをした私は黒い長方形の固まりになって、乱射されるフラッシュの閃光に幾度も白く塗り潰された。
p.166
掛ける言葉が僕にはなかった。言葉なんかで救えるなどと思えなかった。

