
とろろろ
@toromochi
2025年4月15日

遠慮深いうたた寝
小川洋子
読み終わった
読書日記
ちょっとだけ湿度があるようで(湿っぽいわけでも、しつこいわけでもない)でも空気を重くするようなものではなくて、いれたてのほうじ茶からほのかにたつ湯気みたいな。香りがよくって、疲れてカラカラになっている時にそこにいてほしいようなエッセイだった。
小川洋子さんの小説は「博士の愛した数式」を10年以上前に読んだきりだったけれど、こんなにしなやかで丁寧な文章だったっけか、とすっかり忘却してしまっていた己の脳みそを後悔。今度は小説も読みたいな。


