はれのき・ちゅうた "子どもたちは夜と遊ぶ(下)" 2025年4月15日

子どもたちは夜と遊ぶ(下)
衝撃的な本だった。 人が何人も殺される。 沈んだ気持ちになってしまい、読み進めるには気力が必要な本だ。上巻を読み終えるまでには3週間かかった。 それが途中で一気に物語が動き出し、通勤中に読むのを止められなくなって、そのまま会社をお休みして東京駅の広場で、最後まで一気に読み終えた。 辻村深月は人を殺したことがあるのではないか? 描写はそれくらい生々しくて、息苦しかった。 こんな文章を書けることに、ただただ感心する。 これだけ僕の気持ちを沈ませる本を「面白い本」とは言えないけれど、文句なしに「すごい本」だった
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