子どもたちは夜と遊ぶ(下)
41件の記録
いぬを@_____on7222026年2月25日読み終わった借りてきた読んでみての第一声は、複雑!の一言。 登場人物を通して、人の感情の複雑さが描写されています。 とりわけこの作品では「愛」という感情をテーマとしたものだと思います。 人を「愛」するがゆえに自分が必要とされた存在でありたいと芽生える恐怖心、それは捻じ曲がった脆い精神とも言えます。 「愛したい」と「拒絶されたくない」の思いが葛藤し、「孤独」を生み出すのかなと。 「信じること」が大事なんだなぁとしみじみ思いました。 そういう意味では、過去の環境の影響で「信じること」ができなくなった浅葱のしたことを完全に憎めない…。 あのとき、浅葱が月子を「信じる」ことができればなぁ…。 エピローグは胸アツです!




kake@kake_062026年2月10日読み終わった浅葱は藍に会うために人殺しゲームを続け、孤塚や月子を苦しめる。大人になりきれない彼らのそれぞれの想いの行方やiの正体が明らかになる一冊。 浅葱が殺す相手は月子が大事にしていた2人だったため、月子がこの悲しさや苦しみを抱えて生きていくという暗い結末だと途中読みながら考えていた。しかし実際には、月子の優しさをエゴだと捉えた浅葱に殺されかけるさらに暗い結末だった。殺人未遂に終わり記憶喪失になったのが、実は人よりも暗い気持ちを抱え込む月子にとって唯一の救いだったのか。 破茶滅茶な生活を送りながら、どこか大人びた恭司。最後には、1番大切にしていた月子を傷つけた浅葱を、自分の代わりに月子に会わせる優しさを見せる。この場面で印象的だったのは、別れの際に浅葱が恭司と同じように月子を歯止めにし、何かあれば必ず助けるという発言を残したこと。一度は月子の優しさを台無しにしたが、境遇の似た恭司の言葉が最後に響いたと見え、一読者として嬉しかった。 上巻の感想を書いた際にiの正体が分かったかもと書いたが、秋山のミスリード発言にしっかり引っかかっており、恭司だと思ってしまった。


- 本とコーヒー@mystery_1ike2026年1月1日かつて読んだ墓に入れて欲しい本。「ゴミ箱を蹴るところを見たんです」の一文がどうしても忘れられない。読んでいる間ずっと聞かされ続けていた悲鳴が、最後でふっと止んだ。藍色の夜を求め続けた彼に、白い月の救いがあることを祈っている。



i@rk_rj2025年11月27日読み終わった「その友達は存在する風だった?」 ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか… 歳を重ねてもこの結末をどのように捉えたら良いのかわからない 恭司の中で浅葱も大切な存在だったこと、それ以上に月ちゃんのことが大好きなことがようやく分かった 恭司、お前は本当にでたらめにすごい


しずく@nyanko25252025年10月12日買った読み終わったおひさまゆうびん舎「ポビーとディンガンは、ケリーアンの安定のためには絶対に必要なの。本人もわかっているからそうしてる。全く問題ない。存在するよ」月子ちゃん、そう思っているんだ。紫乃のことをそう思っているんだ。月子ちゃんが優しすぎて痛々しすぎる。 それと、最近読んだ『ポビーとディンガン』という言葉が小説に出てきて嬉しかった。『ポビーとディンガン』についてそれ以上小説内で説明がないことがカッコよかった。そして第九章の章題にもなっているけれど、その題名が示唆するものは。 上下巻とボリュームのある小説だけれど、長さを感じずに一気に読めた。


猫@mao10122025年7月18日読み終わった記憶がおぼろげだったので再読。やっぱり面白かった!月子と浅葱の関係性がなんとも言えないし、犯人の葛藤があまりにもつらかった。辻村さんは読者を騙すのが本当に巧みで、私は毎回見事に騙されている!他の作品とも登場人物がリンクしているのが面白い。私は秋山先生が好き。 『i』は様々な意味の『アイ』にかけられていて、最後の展開は『愛』を感じる結末だった。


- 夏秋@natsuaki2025年6月18日読み終わったすれ違い、勘違い、ボタンの掛け違い、タイミングの噛み合わなさ、この物語の彼らにどんな言葉が合うのかわからない。 なんでこんなことに、どうしてそんなことがって悲惨な事件をニュースで知るたびに私も月子程ではなくても落ち込んでしまうけど、結局日々の暮らしや目の前にいる人に誠実に生きていくしか道はないんだよな… 殺人の描写は惨くてかなりきつかったがその部分に関しては短めだったのが救い。 恭司の「大好きで、泣かせたくない人を作っておく」って、すごくいいなって思った。私にもそういう人がいたし、今もいるから。誰かに伝えたくなる言葉だ。辻村深月先生は本当にすごい。
かゆ@yui_kayu2025年4月24日読み終わった@ 飛行機トロントに向かう飛行機の中で一気読み。めちゃくちゃ面白かった。なんとなく着地する方向は見えるような気になって読み進めていくと何回か急旋回して裏切られ、でも終わりはすごく良かったなあと。 ヒトに自信をもっておすすめできる本がまたひとつ増えた。

かぐら@kagura2025年4月16日読み終わった「だけどもし、君がいつの日か物凄いピンチを迎えてどうしようもなくなったら、俺は必ず駆けつける。世界中のどこにいても必ずだ。人間には誰でも、大好きで泣かせたくない存在が必要なんだって。 君が生きているというそれだけで、人生を投げずに、生きることに手を抜かずに済む人間が、この世の中のどこかにいるんだよ。不幸にならないで。」
はれのき・ちゅうた@harenokichuta2025年4月15日読み終わった衝撃的な本だった。 人が何人も殺される。 沈んだ気持ちになってしまい、読み進めるには気力が必要な本だ。上巻を読み終えるまでには3週間かかった。 それが途中で一気に物語が動き出し、通勤中に読むのを止められなくなって、そのまま会社をお休みして東京駅の広場で、最後まで一気に読み終えた。 辻村深月は人を殺したことがあるのではないか? 描写はそれくらい生々しくて、息苦しかった。 こんな文章を書けることに、ただただ感心する。 これだけ僕の気持ちを沈ませる本を「面白い本」とは言えないけれど、文句なしに「すごい本」だった

- ヨシユキ@yoshiyuki_38382020年5月20日読み終わった大学の論文コンクールで狐塚か浅葱のどちらかが最優秀賞をとると思われてたが、獲ったのは匿名で論文を出した「i」だった。 浅葱には生き別れた双子の兄「藍」がいて、人には話せない過去を持っていた。 その後「i」は思わぬ形で2人の前に現れ、浅葱は「i」が「藍」なんじゃないかと思い、なんとかしてコンタクトをとり、会うために殺人ゲームに手を汚していく。 9割くらいは、ネガティブでしんどい内容だけど、最後はパッと光がさして終わってくれるような感じ。 長いのと、しんどいのと、ネタばらしされても理解が追いつかないのが難点。





















