
ひなこ
@hnk927
2025年4月16日

三月は深き紅の淵を
恩田陸
読み終わった
ずっと読み続ける
@ 本に没頭できるカフェ Good Rack
大人になってこの本を読むと、子どもの頃に味わいきれなかったこの本の凄みを思い知る。これほどまでに本に対する愛の深い本はないのではないか。それに、恩田陸さんにとってもものすっごくメモリアルな本なのではないか。
「回転木馬」の「こういう雰囲気で、読んだらこういう気分になる本」を書くという箇所、ものすごく納得。恩田陸さんの本って設定が精緻とか展開で読ませるとかメッセージ性が強いとかそういう意味での名作感はないのだけど、読んだ時の感覚が忘れられないし、ジャンル「恩田陸」としか言いようのない雰囲気がある。いやほんと雰囲気としか表現できない。
そして、語られていない物語があって、それを語ろうとしている、という位置取りで書いているのもすごくわかる。いつまでも本を読もう。




