
No.310
@__310__
2023年7月11日

走れメロス
太宰治
読み終わった
改めて読むと構成の巧さや伏線、そして何よりスラスラと読みやすい文章に驚く
富士山に纏わるエピソードを描いた『富嶽百景』が良かった
“おどろいた、といふよりも私は、へんにくすぐつたく、げらげら笑つた。やつてゐやがる、と思つた。人は、完全のたのもしさに接すると、まづ、だらしなくげらげら笑ふものらしい。”
太宰ほどの人間も圧倒的な大きさの何かを見たら「オッ、やってんなぁ!」と思うんだ、と思ったらなんだか嬉しくなった