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@u__mi73
2025年4月16日

風待荘へようこそ
近藤史恵
読み終わった
物語のはじめ、夫と別れ、一人娘とも離れ、1人ぼっちでどこへも行けない主人公(眞夏)に、SNSの知人(芹さん)がかけてくれた「少しわたしと一緒にたゆたってみませんか」という言葉が本当に良かった。
京都での暮らしは「たゆたう」という言葉がピッタリな穏やかな日々で、少しずつ自分を見つめ直したり、外の世界を知っていくとてもいい時間を過ごしているように思えて心地よかった。
読む前はもっと食べ物を押してくるのかな?と思ったんだけど、とてもよい距離感。マイペースに食事を楽しんでいるのが伝わってよかった。
そうそう、物語の後半には先日触れたゼリーポンチのお店が再登場。その際には「ソワレ」と名前が出ていて、やっぱりあのお店だ!と嬉しくなった。京都旅行の際にはぜひ行ってみたいな。