
kni
@hcaebehtel
2025年4月18日

読み終わった
このヘルな世界をいきのびようとしているわたしたちのための幽霊のあなた
私があなたをみているから「あなた」だったんだ。そして、あなたはこの本を読むわたしのこともまなざしてくれている。
それから、これを読むことで観測するわたしたちとは別の、二人の女と女が出会って、お互いの立場と心をまなざしあいながら、一緒に居ることを決める──"ウーマン" は腹立つのでいつまでだって "ガールミーツガール"──の話。私は手を繋いで一生一緒にいるよ、って駆け出す女女関係が大好きだから、前半しんどくてぐっと唇噛みながら歯噛みしながら読んだけど、「あなた」が「私」に、"窓子"になって、彩姫ちゃんに出会って、これまでにあったことたちは事実で"窓子"の中でもなくならないけど、でも、今この瞬間のために居たんだって、"窓子"のことにいつだって心を動かしてくれるあの子に出会うために、そして同じ「あなた」がもう出てこないように、あなたは一度失われて、そして生まれたんだ、って。悲しいけれどきっと、間違いなく"窓子"もそう思っているから、うれしいとも思ってしまうね。
なんとなくの関心は重なってお互いへの強い矢印になった。時間も時空も超えてわたしたちはずっと一緒に居続けるんだ。わたしたちは誰との対話も諦めない。わたしたちの罪はわたしたちがお互いに見つめ続けるよ。だから、誰も邪魔してこないでね。
♫ Lobby (feat. valknee) / んoon
なんかもうぜんぶどうしたらいいかわからなくなってぐにゃぐにゃになりながら日々を送っていたわたしの前に現れた、幽霊のともだち
(きみと一緒だったら、どこへだって行けるかも)