死んでいる私と、私みたいな人たちの声

8件の記録
- kni@hcaebehtel2025年4月18日読み終わったこのヘルな世界をいきのびようとしているわたしたちのための幽霊のあなた 私があなたをみているから「あなた」だったんだ。そして、あなたはこの本を読むわたしのこともまなざしてくれている。 それから、これを読むことで観測するわたしたちとは別の、二人の女と女が出会って、お互いの立場と心をまなざしあいながら、一緒に居ることを決める──"ウーマン" は腹立つのでいつまでだって "ガールミーツガール"──の話。私は手を繋いで一生一緒にいるよ、って駆け出す女女関係が大好きだから、前半しんどくてぐっと唇噛みながら歯噛みしながら読んだけど、「あなた」が「私」に、"窓子"になって、彩姫ちゃんに出会って、これまでにあったことたちは事実で"窓子"の中でもなくならないけど、でも、今この瞬間のために居たんだって、"窓子"のことにいつだって心を動かしてくれるあの子に出会うために、そして同じ「あなた」がもう出てこないように、あなたは一度失われて、そして生まれたんだ、って。悲しいけれどきっと、間違いなく"窓子"もそう思っているから、うれしいとも思ってしまうね。 なんとなくの関心は重なってお互いへの強い矢印になった。時間も時空も超えてわたしたちはずっと一緒に居続けるんだ。わたしたちは誰との対話も諦めない。わたしたちの罪はわたしたちがお互いに見つめ続けるよ。だから、誰も邪魔してこないでね。 ♫ Lobby (feat. valknee) / んoon なんかもうぜんぶどうしたらいいかわからなくなってぐにゃぐにゃになりながら日々を送っていたわたしの前に現れた、幽霊のともだち (きみと一緒だったら、どこへだって行けるかも)
- 松本真波@_mm1771772025年3月16日読み終わった読書日記電子書籍@ 自宅後半からガラッと雰囲気が変わった。読後に「救済」という言葉が頭に浮かんだが、どういう形が登場人物達それぞれにとっての「救済」となるのか、考えても分からなかった。ただ、このモヤモヤは決して目を背けてはいけない問題なのかもしれない。
- はぐらうり@hagurauri-books2023年12月11日読み終わった粗筋知らないで読み始めて良かった。でももう1回読んだほうがいい。「あなた」はそういうことだったのね。大前さんの怒りは、自分を含めて多くの人が感じている怒りだと思うので、静かな大衆として少しずつでも声を上げていきたい。