高橋|往来堂書店 "ゲーテはすべてを言った" 2025年4月19日

ゲーテはすべてを言った
おもしろかった! 動きが少ない小説にみえるけれど、精神の内側はめまぐるしく騒いでいる。名言(とされるもの)は、あるいはたんに「言葉」は、いったい誰のものなのか? その言葉を放った主体? そもそもこれを考えることがどこまで意味のあることなのだろう。固有名詞や独特の当て字がいちいちたのしく、読んでいてニコニコしてしまう小説だった。明日の読書会がたのしみだ。
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