
猫
@mao1012
2025年3月6日

玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ
岡野大嗣,
木下龍也
かつて読んだ
男子高校生の7日間を詩として綴る、というのがとても魅力的。
「砂浜でピアノを弾いてあげるからきみの身体を洗わずにくれ」
「詩集から顔を上げれば息継ぎのように僕らの生活がある」
ちなみにこの本、詩集なのに後半にいくにつれてミステリーっぽくなっているのが凄い、こういう書き方もあるんだと驚きました。新鮮だった。詩を読みながら、何か漠然とした不安感と恐怖感は感じることが出来るのだけれど、それ以上でもそれ以下でもない感じが更にぞわぞわくる。