玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ

21件の記録
- n7se@RN_872025年4月28日読み終わった詩人のおふたりが、男子高校生になったつもりで7/1-7までの日常を歌にした短歌集。気怠げな夏の暑さと思春期特有の劣等感と優越感、男子高校生らしいバカな妄想が絡み合ってる感じ。自分の学生時代を懐古してしまった…。
- 森@mori162025年3月12日かつて読んだ心に残る一節家族にプレゼントした本。短歌に馴染みないけど、男子校生ふたりの視点で描かれた物語歌集という設定が面白そうと思って読んでみた。言葉も装丁も綺麗だった。 「詩集から顔を上げれば息継ぎのようなぼくらの生活がある」 「瓶ラムネ割って密かに手に入れた夏のすべてをつかさどる玉」
- 猫@mao10122025年3月6日かつて読んだ男子高校生の7日間を詩として綴る、というのがとても魅力的。 「砂浜でピアノを弾いてあげるからきみの身体を洗わずにくれ」 「詩集から顔を上げれば息継ぎのように僕らの生活がある」 ちなみにこの本、詩集なのに後半にいくにつれてミステリーっぽくなっているのが凄い、こういう書き方もあるんだと驚きました。新鮮だった。詩を読みながら、何か漠然とした不安感と恐怖感は感じることが出来るのだけれど、それ以上でもそれ以下でもない感じが更にぞわぞわくる。
- 村崎@mrskntk2024年2月17日短歌で紡ぐミステリー。想像が際限なく膨らむ…読み返すたび新たな発見があってすごい。77ページからの7/7の短歌にぎょっとします 〈ねむいのにうまくあくびがでないとき体の中に棲んでいる夏〉