
TOMOCK
@To_mock
2025年4月22日

PRIZE-プライズー
村山由佳
読み終わった
村山由佳さんの「二人キリ」が強烈で良かったので、書店店頭によく置いてあるこの本も読んでみました。主人公の女性作家も編集者たちもみんな曲者揃いで、自分の想いを吐露する部分は毒もたくさん吐くのだけど、なんだか嫌な感じがしない。みんな作品のために真っ直ぐだからなのか。後半からちょっとホラーというか、ミステリアスな部分もあったり。ドロっとした感情が出てくるけれど、最後なんだかスッとした思いで読み切りました。
わたしは本屋大賞や直木賞より芥川賞受賞作品を読む事が多いのですが、直木賞も気にして読んでみようかなとこの本をきっかけに思いました。

