
Harunas
@sheepisshy
2025年4月23日

常識のない喫茶店
僕のマリ
読み終わった
感想
喫茶店員として働く僕のマリさんの、お仕事奮闘記。
特別な時間を提供してくれる喫茶店で巻き起こる攻防戦の数々が、テンポよく語られている。
非常識を振りかざすお客達への店員のカウンターが容赦ない。痛快。
接客経験のある人は読んでいて思わずニンマリする場面もあるだろう。
(もちろん自分もだ)
お仕事エッセイではあるけれど、ただの笑えるお話にはとどまらない。
理不尽な要求や扱いに対して自分を曲げないこと、自然体でいられることが、心健やかに生きていくためには本当に大事なのだ、というマリさんの意志がぴしぴし伝わってくる。
マリさん自身「自分さえ我慢すれば」と理不尽に対して感情を引っ込め続けて心身のバランスを崩した経験があり、
だからこそ出てくる言葉達は、心にとてもよく沁みた。

