
はるき ⚠︎ネタバレ有⚠︎
@reads_hrk
2025年4月24日

君と宇宙を歩くために(4)
泥ノ田犬彦
読み終わった
理想郷のように優しい人たちしかいない世界で、ご都合主義でもいい、これでいい。
現実はそうじゃないかもしれないけど、これがいい。
これまで我慢ばかりだった宇野くんにも、自暴自棄になるしかなかった小林くんにも、楽しいことだけが訪れてほしい。
お姉ちゃんの気持ちもわかるんだよね。
傷付かないように守るためには、囲ってしまう方が楽。
手を繋いで、目が届く範囲だけで生活すれば、傷付くことも迷惑をかける事も避けられる。
でも、ずっとそのままじゃいられない。
きっとお姉ちゃんも理解はしていて、でも宇野くんが大事で。
一番そばで守ってきたんだもん、葛藤するよね。
小林くんへの誤解が解けてよかった。
二人はゆっくりとだけどちゃんとやってますよ、友達って言うものを。
出来ないから挑戦したいこと。
挑戦したけどどうしても難しいこと。
人によってそれぞれ違う。
「無理しなくていいよ」というのは優しさだけど、挑戦の機会を無くすのは優しさじゃない。
やってみて、苦手なことを知れるのも成長だもんね。
朔くん、朔くんなぁ…器用で賢いからサボっちゃうんだろうなぁ。できる側の驕り。
小林くんの一番近くにいたのは朔くんなんだから。
はやくちゃんと対話をする朔くんが見たい。