ちーさん。 "ショートケーキは背中から" 2025年4月23日

ショートケーキは背中から
『心、どこに行っちゃったんだろうな。本当はすぐにでも帰って寝たかったけれど、このまま寝たらもう後戻りできないような気もした。咄嗟に私は思った。何かものを食べなくちゃ。そうでないと自分が自分でなくなってしまう。』 『やっぱり虚無にはごはんが効く。失われた生命力はその日のうちに取り戻さなくちゃいけない。』 『ほろほろの冬瓜、奥ゆかしい香りを放つ合鴨のお団子、ほんのり甘く煮含められた湯葉がんも…。 いちいち琴線に触れる炊き合わせ。それぞれに最良の仕事を施したのち同じ器に盛り合わせらその個性と調和を楽しむ料理。炊き合わせってほとんど和食界のパフェだ。』 ご飯食べたくなる。
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