はちみつ "死ぬまで生きる日記" 2025年4月23日

死ぬまで生きる日記
重たいテーマだけれど、ライターの著者さんが書かれる言葉や姿勢が丁寧だからか、しじゅう穏やかな気持ちで寄り添うような読書の時間でした。読後感もとてもよかったです。 幼い頃からの希死念慮に苦しむ土門さんが、オンラインでカウンセラーの本田さんとカウンセリングした約2年間の記録。自分を助けてくれる色々な方法が出てくる中で、どんな自分に対しても、無条件で味方になりどこまでも寄り添うマザーリングがとてもいいなと思いました。 10歳の息子さんからかけられた言葉や、本田さんとのお別れの場面では涙ぽろり。螺旋階段を登るようにゆっくりと元気になっていく土門さんの文章を読んで、自分の本当の気持ちに気がついてあげて、自分に寄り添い自分の最大の味方になることって本当にすごいことなんだなと思いました。 -「自分の感情を否定したり変えようとするのではなく、ありのままを絶対的に肯定する存在に、自分自身がなること。」 -「過去は消えません。過去はRさんの中に蓄積されるものだからです。それがRさんの現在なんです」 【あとがきより】 もしかしたら、死にたい私のままでもいいのかもしれない。この本を書き終えて、そんなことを思った。それは、自分が一番拒んでいた死にたいという気持ちごとすべて呑み込み受容するような感覚で、今までで一番救われた気がした。この思いごと自分を抱きかかえて、私は死ぬまで生きていきたい。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved