
Hoshiduru
@lilimoe
2025年4月24日

わたしの良い子
寺地はるな
心に残る一節
「他人から言われることを、いちいちまともに受け止めていたら、きりがない。聞き流すほうがいい時もいっぱいある。けれども聞き流したつもりの言葉はいつの間にか澱のように溜まっていくし、なにかささいなきっかけで湧き上がってきて、心を苦しめる」
これだけでも十分良いのに「わたしも気づかないうちに言っているのかもしれない。きにしないようにしよう、と誰かに思わせてしまうような類のことを。」が続くところとか
「他人の失敗を横目に『わたしはまだあそこまでじゃないから』と胸を撫でおろす行為は卑しい。」という言葉が自分の行為がそれに当たると自覚して恥じた上で出ることが、主人公の良さを表してる