
ときしぐ
@tokisig
2025年4月26日

源氏物語(4)
アーサー・ウェイリー,
紫式部
読んでる
読書メモ
蜻蛉読了。
コゼリがウキフネに似てると思ったニオウは鋭い。しかしカオルと違って代わりをコゼリに求めないのは彼の性格からなのか。
カオルはやはりアゲマキの知性を求めてコサイショウノキミを恋人にし、さらにかつての初恋の相手ファースト・プリンセスを求める。ファースト・プリンセスを求めるためにその妹である自分の妻を利用するなんて平安時代ではよくある話だったんだろうか。決められた結婚はこうも愛がないものなのかと思い、セカンド・プリンセスが気の毒に思う。
カオルの陰気臭さがよく出た話だった
浮舟が亡くなったことを知り、深い悲しみにくれるカオルとニオウ。
遺体がないことに不信感を抱きつつも、カオルは新たな相手との恋で、ニオウは悲しみを埋める代わりを探すことで自らの心を癒した。