源氏物語(4)

源氏物語(4)
源氏物語(4)
アーサー・ウェイリー
紫式部
左右社
2019年7月1日
7件の記録
  • ときしぐ
    ときしぐ
    @tokisig
    2025年4月27日
    夢浮橋から最後まで読了。 素直な感想としては、え?おしまい???だった。 物語の終わりを委ねる形にしたのか、あはれの物語ではなくなってしまうからか…。 チラッとしか出てきていないウキフネの異父弟に感情移入。最期に会いたかった一人である弟だったのにも関わらず、声をかけなかっただなんて弟が気の毒すぎる。 カオルはきっと死ぬまでアゲマキの面影を探し続けると私は思う。最後までセカンド・プリンセスを愛している描写がなかった…。信じていたのに裏切られた気分。ウキフネことも一生気持ちがわかることはないと思う。 ソウズから直接ウキフネのことを聞き出すカオル。 そしてウキフネの異父弟にウキフネへの手紙を託す。 4巻から読み始めましたが、すごく面白かった。 時代背景や身分制度、さまざまな知識がないと読めないと思っていた千年前の作品が現代人と同じように当時の人々も悩み、感じ、苦しんでいたということが分かり、夢中になって読めた。 でも、ここまで男性は勝手だと思う話だとは思わなかった笑
  • ときしぐ
    ときしぐ
    @tokisig
    2025年4月26日
    手習読了。 p249 ここに至ったのも、なにもかもニオウ、ニオウ一人のせい。 そうだよね!!ニオウが居なければこうはなってなかったよねとなった箇所。 流されてしまったウキフネではあったけど、当時の時代背景や恋愛事情、これまでの半生を思えば仕方のなかったことだと思う。 ウコンが浮舟で間違えてニオウをいれたシーンで二人は出会う<運命>だったと言っていたが、ウキフネが死を選んでしまう<運命>の始まりだったと思う。 ウキフネがどんなに拒んでも熱心に手紙を送る大佐。美人がしつこく言い寄られている気持ちを体感するかのようなストーリー展開だった。紫式部はよくこういう話を見聞きしていたのだろうか。 ソウズによって発見され、イモウトアマの看病のおかげで一命を取り留めたウキフネ。 ウキフネに取り憑いていた悪霊は祓われ、正気を取り戻す。 出家を望むウキフネだったが、ウキフネを偶然見かけた大佐から熱心なアプローチを受ける。 拒み続けたウキフネはイモウトアマがいない時に訪れたソウズに頼み込み、出家。 正しい生き方へと一歩踏み出したウキフネは生まれ変わったように明るくなる。 一方カオルはウキフネらしき人を見かけたという噂を聞き、ウキフネのもとへと向かう。
  • ときしぐ
    ときしぐ
    @tokisig
    2025年4月26日
    蜻蛉読了。 コゼリがウキフネに似てると思ったニオウは鋭い。しかしカオルと違って代わりをコゼリに求めないのは彼の性格からなのか。 カオルはやはりアゲマキの知性を求めてコサイショウノキミを恋人にし、さらにかつての初恋の相手ファースト・プリンセスを求める。ファースト・プリンセスを求めるためにその妹である自分の妻を利用するなんて平安時代ではよくある話だったんだろうか。決められた結婚はこうも愛がないものなのかと思い、セカンド・プリンセスが気の毒に思う。 カオルの陰気臭さがよく出た話だった 浮舟が亡くなったことを知り、深い悲しみにくれるカオルとニオウ。 遺体がないことに不信感を抱きつつも、カオルは新たな相手との恋で、ニオウは悲しみを埋める代わりを探すことで自らの心を癒した。
  • ときしぐ
    ときしぐ
    @tokisig
    2025年4月24日
    浮舟読了。 情熱的に愛してくれるニオウと静かで穏やかな愛をくれるカオル、どっちがいいかと当時は盛り上がったりしたのかなぁと思いを馳せる。 ずっとアゲマキに似てるとカオル視点で話が進んでいたけれど、ニオウ視点では一度もコゼリと似てるなんて話はでなくて、1人の女として愛してくれていたのはニオウだなと思う。 かといってニオウを選ぶのも違うと私は思う。2人のうちどちらかを選ぶのは難しすぎる…。 あの不貞未遂事件以降、ウキフネのことが忘れられないニオウ。 ある時知ったカオルの噂からウジへ行くことにしたニオウは、そこでウキフネと再会する。 ニオウと関係を持ってしまったウキフネは、カオルやコゼリたちへの罪悪感から体調を崩していく。 そして不運にもそのことをカオルに知られてしまった。 ウキフネは裏切り者とカオルに思われながら生きるよりはと、自ら死ぬことを決意する。
  • ときしぐ
    ときしぐ
    @tokisig
    2025年4月24日
    東屋読了。 章の始めの人物関係図で浮舟と繋がっていたから結婚まで行くのかと期待して読んでいたら、これが全然進展がなくてやきもき。 源氏にとっての紫の上がカオルにとっての浮舟になるのかしら…。ウキフネが何を考えているのか描写がないので、次の章で知れたら嬉しい。 不貞未遂事件があっても女主人らしく怒っていたコゼリに成長を感じた。 ウキフネの生い立ちと不遇なこれまでの人生についてウキフネの母の視点で描かれている。 ウキフネの境遇を何とかするべく、ウキフネの母はコゼリに頼み込む。 コゼリは二条院でウキフネを一時預かることにしたが、ニオウがウキフネに不貞未遂事件を起こしてしまう。 それを知ったウキフネの母は慌てて二条院から三区のコテージへとウキフネを移す。 しかしその後、ウキフネの居場所を特定したカオルが強引にウジへと連れ去ってしまう。
  • ときしぐ
    ときしぐ
    @tokisig
    2025年4月23日
    早蕨と宿木を読了。 それぞれの思惑が渦巻く中、ニオウはコゼリとロクノキミ、カオルはセカンド・プリンセスと結婚する。 姉の死と自身の妊娠、ニオウの結婚と度重なる出来事から痩せ細っていくコゼリをアゲマキと重ねて想いを募らせるカオルに、コゼリは姉にそっくりな義妹ウキフネの存在を明かす。 アゲマキを失った悲しみを癒すのはウキフネしかいないとカオルは「この出会いはきっと<運命>の定めだ」とベンノキミに伝言を託す。
  • ときしぐ
    ときしぐ
    @tokisig
    2025年4月22日
    図書館で先に最終巻が予約の順番できてしまったので先にこちらから読む
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