
愛日
@ai_ohisama
2025年4月26日

春のこわいもの
川上未映子
読んでる
"あなたの鼻がもう少し高ければ"を読み終えたところ。
私は長野に住んでいるけれど、ひとり、東京の渋谷を歩いたとき、こんな気分だったなと思い出した。
自分の住む世界とは、違う世界を見た感覚、でも意識していなかっただけで、確かに同じ時間がここでも流れていたんだという衝撃。
自分が埋もれて沈んでいきそうなほどの人の数、私ってこの中のひとりにすぎないんだと、長野では感じられない圧倒感と同時に、このひとりひとりにそれぞれの、今までと今とこれからと、大切な人と仕事と暮らしと、うれしい日とかなしい日とがあるのかと、目が回りそうになる。
人混みは苦手なほうだし、初めての感覚でうろたえ疲れたけれど、また東京、行ってみようかなと思っているので、このお話も、また読み返すのだろう。そしてまた違う気づきに出会うだろう。

