
ときしぐ
@tokisig
2025年4月26日

源氏物語(4)
アーサー・ウェイリー,
紫式部
読んでる
心に残る一節
読書メモ
紹介
手習読了。
p249 ここに至ったのも、なにもかもニオウ、ニオウ一人のせい。
そうだよね!!ニオウが居なければこうはなってなかったよねとなった箇所。
流されてしまったウキフネではあったけど、当時の時代背景や恋愛事情、これまでの半生を思えば仕方のなかったことだと思う。
ウコンが浮舟で間違えてニオウをいれたシーンで二人は出会う<運命>だったと言っていたが、ウキフネが死を選んでしまう<運命>の始まりだったと思う。
ウキフネがどんなに拒んでも熱心に手紙を送る大佐。美人がしつこく言い寄られている気持ちを体感するかのようなストーリー展開だった。紫式部はよくこういう話を見聞きしていたのだろうか。
ソウズによって発見され、イモウトアマの看病のおかげで一命を取り留めたウキフネ。
ウキフネに取り憑いていた悪霊は祓われ、正気を取り戻す。
出家を望むウキフネだったが、ウキフネを偶然見かけた大佐から熱心なアプローチを受ける。
拒み続けたウキフネはイモウトアマがいない時に訪れたソウズに頼み込み、出家。
正しい生き方へと一歩踏み出したウキフネは生まれ変わったように明るくなる。
一方カオルはウキフネらしき人を見かけたという噂を聞き、ウキフネのもとへと向かう。