
HAM
@snoach22
2025年4月28日

ゆるストイック
佐藤航陽
感想
——— 選書理由 ———
自分の周囲にいるすごい人たちは短期間で成果を出し、すぐに追い抜いていく。
対して自分はその日の熱量に頼り、周囲と比べたり下の人間を見下し、言い訳ばかり。
すごい人たちみたいになりたいけどなれない。そんな中書店でこの本を見つけ、ジャケ買いした。
——— 内容・印象に残った箇所 ———
ゆるストイックとは、他人の姿勢や意見に対しては「ゆるく」構え、自分の目標に対しては徹底的に「ストイック」な姿勢のこと。
他人の意見や価値観を必要以上に気にせず、自分のやるべきことに淡々と集中するスタイルである。
このスタイルになるために忘れるべき既存の常識の一つ「ロジカルシンキング信仰」
この主張にははじめ懐疑的だったが、6章を読む中で腑に落ちた。
二極化が進む現代において、人々は「自分が見たいと思うもの」だけを見るようになるし、そんな環境が出来上がっている。
SNSによる、個人の嗜好への強烈なサジェスト機能で表示される情報や、自分の周囲にいる人の意見が全てだと錯覚してしまう。
自分の生活圏やフィードで見かけない存在を「異端」「存在しない」と扱ってしまうと、それが分断の原因になる。
視点や立場が違うと、それぞれの側にとっての「正しさ」「真実」が存在する。
そのため、自分と異なる意見の人に口を出しても疲弊するだけである。
それぞれの立場を尊重し、黙々と自分のやるべきことに集中する「ゆるストイック」とは差がついてしまう。
——— 今後のアクションプラン ———
1. まず既存のフィード式SNSを2週間断ち、アンラーニングを行う。(4/28〜)
2. 才能を独自性に変えるよう、ストイックに努力をする。
3. 試行回数を重ね、小さな失敗を積み重ねて成功を支配する『運』を味方につける。
4. 才能に頼るより、既存の『基盤』という環境をゆるくフル活用する。
