記憶の本棚 "ハサミ男" 2025年4月28日

ハサミ男
ハサミ男
殊能将之
ミステリー小説好きがこぞってお薦めする小説『ハサミ男』。ついに読了しました📔 ̖́-‬ 最初から最後までテンポ良く物語が進んでいって、展開も面白く、一気に読めます。 が、佳境に差し掛かった402ページから「ん?何?どういうこと⁇」になって、とりあえず最後まで読んでみて「ほう。…つまりそういうこと!?え?どういうこと⁇」になって、最初からもう一度読み直しました。笑 読み手の先入観によって引き起こされるミスリードなど、叙述トリックや仕掛けがたくさんです。 読み返してみれば、「この表現やこの行動は、そうか、そうだよねぇ」という箇所がたくさんありました。思い込みって真実を遠ざけますね。 事件は一見解決されたかのようで、実は今のところは完全犯罪だったり。 そして最後の終わり方も、新たなターゲットを見つけてしまったのか⁉︎事件はまだ続くのか⁉︎という怖さを残す感じも面白かった。
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